お肌に悪いということを聞いたことあるなど、ふんわりしたイメージだけ持っている方もいるかもしれません。
どんなサイトを見ても、大体活性酸素は悪玉って書いてありますよね。
でも、活性酸素はなくてはならないものなんです!!
実は、活性酸素は強い酸化力をもっていて、身体のなかではその一部を利用しています。
その代表格が白血球です。
身体のなかに入ってきた細菌やカビ、ウィルスなどを殺してくれているのが、白血球やリンパ球なのです。
この白血球やリンパ球が武器として使っているのが活性酸素なのです。
白血球は、病原菌を捕らえると、活性酸素を吹きかけて、その強力な酸化力で病原菌の細胞を酸化して溶かしているんです。
ケガや傷口にできる膿は、この白血球が闘ったあとの残骸なのです。
というように、活性酸素はただの悪者ではなく、身体を守ってくれる役割を持ったれっきとした味方なんです。
活性酸素は諸刃の剣
その強すぎる酸化力は、諸刃の剣といいますか、私たちを守ってくれると同時に、増えすぎると私たちの細胞を傷つけてしまう宿命を持っています…
活性酸素は、どうすると増えすぎてしまうのでしょうか?
紫外線
紫外線を浴びると、その光線から肌細胞を守ろうとしてたくさんの活性酸素が発生してしまいます。
ですから、紫外線対策は、夏だろうと、冬だろうと一年中欠かしてはいけません。
紫外線対策についての詳しく知りたい方は読んでください。
紫外線対策は必要?
ストレス
ストレスを上手く発散できずに溜め込んでしまうと、ストレスを緩和させてくれる副腎皮質ホルモンが分泌されます。
そのときに一緒に活性酸素も作れらてしまいます。
それに加えて、ビタミンCの消費量も増えてしまいます。
このビタミンCは抗酸化作用も強いので、身体のなかから減ってしまうと活性酸素の量も増えてしまいます。
喫煙
タバコも活性酸素の発生の原因になります。
タールに代表される有害物質が体内に入ってきますので、その有害物質から細胞を守るために活性酸素の量も増えてしまいます。
過度の飲酒
アルコールは適量だと活性酸素を減らしてくれますが、過度に摂取するとアルコールを分解するために、活性酸素が増えてしまいます。
このように、生きていくうえでどうしても発生してしまうのが活性酸素なんです。
活性酸素を防ぐには
- 食事で活性酸素を防ぐ
- 紫外線対策をする
- ストレスをためないように
- 喫煙はなるべく減らす
- 過度の飲酒を控える
私たちには必要な活性酸素ですが、あまり増えすぎると、シミを生み出す、潤いやハリが失われる、皮膚ガンのリスクも高まるなどの悪影響も生み出してしまいますので、生活習慣を整えたり、食生活に気をつけたり、適度な運動をして活性酸素の発生をセーブしましょうね。