次が顔で、背中、胸…と続きます。
この皮脂を放っておくと酸化して“過酸化脂質“という刺激物質に変化し、肌荒れや肌老化の原因になってしまいます。
ですので、皮脂をしっかり落とすことがとても大切なんです!!
ですが、毛穴の大きさは、髪の毛の太さと同じで遺伝的な要因もあるので、簡単に小さくなるわけではありません。
毛穴のケアをしっかりと
毛穴のケアというと、強く擦ったり、毛穴パックを使ったりして、かえってお肌を傷めていることが多々あります。
毛穴を目立たなくしたいのなら、次のことにポイントをおいてケアをしましょう。
- 毎日石けん洗顔で、皮脂をしっかり落とす
- あぶらとり紙で、こまめに顔に浮いた皮脂を取る
- たるみ毛穴の予防のためにも、不規則な生活や喫煙、無理なダイエットはやめ、バランスのよい食事を取る
- ムダ毛の処理はお肌を傷つける
- ムダ毛の処理は、剃っても抜いてもお肌の一部を傷つけてしまいる
でも、女性にとっては処理しないわけにもいかず、さまざまな除毛方法が試されています。
ただし、あいまいな知識で除毛をおこない、肌トラブルが多発していることも事実です。
除毛は慎重に
- お肌によって合う合わないがあるので、除毛方法は慎重に選ぶ
- 生理前や体調の悪いときは、除毛は避ける
- 除毛するときは、除毛する部分をよく洗い、温めてから除毛、そして終わったあとは冷やす
- 事故処理でどうしてもトラブルを起こしてしまう方は、永久脱毛のほうがベター
身体の皮膚は、カミソリ負けなどのトラブルを起こすとシミになりやすく、また、そういうシミは何年も消えずに残ったりするので注意しましょう。
毛穴の構造は同じゃない
同じ毛穴でも、顔と身体では構造が違います。
顔の毛穴は皮脂腺が大きくそれに比べて毛は細いのが特徴です。
顔の毛穴
身体の毛穴
一方、身体の毛穴は、毛が太く発達し、皮脂腺は小さめ。
顔の毛穴では、皮脂が多いわりに毛が細く、出口が小さいので、詰まりやすいのです。
除毛による肌トラブル
埋没毛
抜毛などの際に皮膚が傷つき、その傷が修復されるときに毛穴がふさがってしまうことが原因。
化膿して炎症を起こすこともあります。
埋もれた毛を取り出しても、次の毛も同じように埋もれることもあります。
瘢痕化
傷跡を瘢痕といいます。
皮膚は傷つくと、新しい皮膚(瘢痕皮膚)で修復しようとします。
瘢痕皮膚は以前よりも硬く、繰り返し傷つけるとさらに硬い皮膚になっていきます。
そのため、毛穴が鳥肌のように目立ってきたり、皮膚が寄れてきたりします。
ニキビのように毛穴が膿んだ状態をいいます。
ボツボツと突起状になり、さらに除毛を繰り返すと悪化して痕が残り、シミになることもあります。
ちなみに、顔にできたものを“ニキビ”といい、身体にできたものを“毛嚢炎”と呼びます。
炎症性色素沈着
お肌に傷がついたりして炎症が起きたあと、シミになったものをこう呼びます。
毛抜きで抜毛したときなどに毛穴の周りが黒くなることがありますが、これも同様です。
消えるのに何年もかかることもあります。
その間に日焼けなどをすると消えなくなることもあります。
毛穴ケアやムダ毛の処理は、ホントに慎重にしてくださいね。